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リサイクルのポイント

資源物を出す時のポイントやリサイクルのしくみ。

スチール缶~水で中をすすいでから~

スチール缶は、ジュース、コーヒーなどに使用されている飲料缶のほか、缶詰などの食料缶など広い分野で使われています。
スチール缶は、原料の鉄鉱石から薄く延ばした鉄板が製鉄所で作られた後、製缶工場で缶に成形されます。
製鉄工場で鉄板を作るには回収したスチール缶を原料にすれば、鉄鉱石から作る場合に比べて、約65%のエネルギーが節約できます。回収されたスチール缶は、主に建築用資材として、鉄筋、鉄骨などの原料に使用されています。
空き缶を回収に出すときには、水で中をすすぐことを忘れないでください。

アルミ缶~水で中をすすいでから~

軽くて便利、錆びない、風味を損なわない、冷えやすいなどの特徴を持ったアルミ缶は、主に、炭酸飲料、 ビールなどの飲料缶として使われています。
アルミ缶は新地金または回収・再生された再生地金を圧延メー カーで薄く延ばして板にして、製缶工場で缶に成形されます。
アルミニウムの原料であるボーキサイトから新地金を生産するときと回収したアルミ缶から作る場合で比較すると、約97%のエネルギーが節約できます。
空き缶を回収に出すときには、水で中をすすぐことを忘れないでください。

ペットボトル~キャップ・ラベルを外し、水ですすいでから~

PETボトルの再商品化は、消費者・自治体・財団法人日本容器包装リサイクル協会・再商品化事業者の流れで進んで行きます。

1. 消費者(排出者)は、使い終わったPETボトルはごみとして捨てずに、地域で決められたルール(キャップを外す・ラベルを外す・水ですすぐ等)に従って、排出しましょう。

2. 各自治体は、分別収集・選別・圧縮(ベール化)・保管をします。

3. 再商品化事業者は、ベールを再度選別・粉砕・洗浄・分離・原料化をします。

4. 出来上がった原料は、様々な場所で色々な物へと生まれ変わります。

空き瓶~水で中をすすいでから~

環境にもっとも優しい容器と言われている瓶は次のようにリサイクルします。

1. 洗って何度も使います(リターナブルびん)
焼酎や日本酒の瓶、ビール瓶は洗って何度も使うことができます。
北部事業所では、一升瓶(1.8リットル瓶)や900ミリリットル瓶をきれいに洗って、酒造メーカー等に納品します。

2. 新しい瓶などに再生します。
その他の瓶は細かく砕いて、再びガラス瓶として使ったり、道路や断熱材、タイルの材料として利用します。

金属・プラスチック、耐熱ガラス、陶磁器などの異物が混ざっていると、新しくつくるガラスびんの強度が大きく低下します。
排出の時には、一緒に混ぜないでください。
アルミキャップや王冠などが付いたまま排出されると、ガラスびんをつくるときに溶けずに残り、ガラスびんの強度を低下させます。必ずキャップ等を外して出してください。あきびんに中身が残って汚れていると腐敗して、リサイクルの工程で悪臭が発生。非常に不衛生です。中身を出して軽くゆすいでください

新聞・雑誌・紙パック・ダンボール

使い終わった従来の古紙利用製品は、パルプ100%に比べて白色度や質感などが低く高価でした。
しかし、近年は品質が格段に向上し、コストも下がった為、コピー用紙などを中心に利用が急増ししています。企業や官庁のオフィスにおける古紙の回収・分別、そして再生紙の利用はもはや常識となっています。紙を集めて再生し、その紙を使うことがリサイクルです。
リサイクルにはゴミを減らし、エネルギーを節約するというメリットがあります。(1Lの牛乳パック30枚でトイレットペーパーが約5本作れます。)企業から出された古紙を回収し、本社工場にて処理します。

古着・古布~一度洗濯してから~

1. 必ず軽く洗濯しましょう
衣類などに汚れやカビがついていると、他の古布にもついてしまい、再利用できなくなってしまいます。資源ごみに出す前に必ず一度洗濯してください。

2. 古布以外のものは持ち帰りましょう。
ハンガーや、古布を入れてきた紙袋やダンボールは必ず持ち帰りましょう。古布の出し方は、各市区町村のごみの出し方に従ってください。

3. セット物は、必ずセットで。
スーツなどはできるだけ上下セットで出してください。ベルトやボタンなど買ったときについていたものは、できるだけそのままにして出してください。そのほうが、中古衣料として再利用したとき買う人に喜ばれます。靴下も必ず2枚一組で出しましょう。

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